映画「nude」初日舞台挨拶レポートと感想
9月18日(土)、光石研さんご出演の映画「nude」の初日舞台挨拶付き上映に行って参りました。
光石さんのご登壇はありませんが、せっかくお互い新宿まで行くならということで、久しぶりにミツケンファン友達のさちさんと一緒させていただきました。
先に申しておきますと、この映画、光石さんのご登場シーンが、
かなり…いや、
すっごく多め
なので、かなりお薦めです
後で、もうちょっと詳しく感想書きますが、先に舞台挨拶のレポートを。。。
<映画「nude」初日舞台挨拶 シネマート新宿 スクリーン1 9月18日10:40の回上映後>
登壇者:渡辺奈緒子さん、佐津川愛美さん、永山たかしさん、みひろさん、小沼雄一監督
今回の司会は八雲ふみねさん。お、先週の「神様ヘルプ」に引き続き2週連続
上映後に八雲さんご登壇ののち、マスコミ各社の方々がご入場され、準備ができたところで、上手側前方の入り口よりキャスト・監督の皆さんが入ってこられました。
舞台に上がられる際、階段が外れた?か何かのトラブルが?永山さんが仰ってました。
渡辺さん、超キラキラスパンコールの紫のベアトップワンピ(しかもミニ)が似合っててキレイ~佐津川ちゃんとみひろさんもミニのワンピで可愛く、永山くんは劇中とは違う茶髪になってて、丈短パンツにジャケットでオシャレ
んで、監督。。。
普通~
でも、それがいいかも
飾らないお人柄が表れてて。あ、服装のことだけじゃなくて、お話されている雰囲気も含めてですよ
お写真ありました↓
『nude』初日舞台挨拶は涙、涙! みひろ、自身の歩んだ道を振り返り感謝を述べる(Movie Walker)
並びは下手から、監督、佐津川さん、渡辺さん、みひろさん、永山さんでした。
<まずは最初のご挨拶>
渡辺さん「はじめまして。ひろみ役の渡辺奈緒子です。今日はお天気もよく、この日を迎えることができてとても幸せです。いかがだったでしょうか。ありがとうございます。」
佐津川さん「みなさん、こんにちは。さやか役の佐津川愛美です。今日初日に足を運んでいただいてありがとうございます。みんなで頑張った作品なので観ていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます。」
永山さん「本日は土曜の真昼間からこんなに沢山の方に集まっていただけて、本当にありがとうございますどうでしたでしょうか?」(会場拍手)「ありがとうございます。」
みひろさん「原作のみひろです。今日はホントに沢山の方に来ていただけてありがとうございます。今朝、携帯が鳴ったんですけど、親友からでした。」(その方が佐津川さんが演じられた方?)「お姉さんが観に来てくださってるということで。。ありがとうございます。今日はよろしくお願いします。」
小沼監督「監督の小沼です。今日はホントに沢山の方にお集まりいただきまして、やっと『nude』の初日を迎えることができました。若い俳優さん、女優さんが、大変な現場だったんですけど頑張って、この作品をいいものにしたいという熱い思いがスクリーンに定着していればいいなと思いながら作りました。今日はお集まりいただきまして本当にありがとうございます。」
<撮影で大変だったことは?>
渡辺さん「セリフも少ない分、葛藤している姿や心をさらけ出す作業が一番難しかったです」。
「ただ本当に苦しかったというよりは、周りの方の支えを感じていたので、今こうして初日を迎えると幸せだったなと思います」
さらに、いつも現場を明るくしてくれるみひろさんの存在に勇気づけられたそう。
渡辺さんが、現場に明るく入ってくるみひろさんのマネで「オハヨーゴザイマース」と仰ったのが八雲さんによると似ているらしい。
<親友役を演じてみて>
佐津川さん「先ほどのみひろさんのご挨拶で、親友の方から電話があったというお話を聞いただけで泣きそうになったんですけど」(話しながら涙ぐむ)
「渡辺さんとは初共演だったけど、親友を見守るような気持ちで現場にいました。」
さらに、普段あまり共演者の女優さんと1対1で仲よくなることがなく(会場笑)、2人だけで食事に行ったりもしないそうですが、渡辺さんには不思議な魅力を感じて、話してみたかったので自分から誘って食事に行ったりしたそう。
<「男性から観た『nude』や役作りについて」>
永山さん「人の思考はひとつじゃないので、僕は彼女のやってることを認めたい気持ちと、それを目の当たりにした時に認められない気持ちがごちゃごちゃでした。」
「撮影中はずっと(ひろみの)部屋のシーンだったんですが、休憩も現場の部屋から出ずに、どうしたらそんな気持ちになれるかと思って、雑誌(劇中の、みひろが載っている雑誌)を見て、こんな気持ちだったのかと思いながら、なるべく控室にも戻らず過ごしました。」
「現場の空気は重かったけど、気持ちまで重くなったらやってられないと思い、キムチ鍋のシーンはキムチ鍋を食べようかと思った。でも、その後のキスシーンを考えて葛藤したが、結局フリスクをずっと食べていました。」(笑)「イイ男は身だしなみから…ということで」(笑)
<自分の進んだ道についてどう感じるか?>
みひろさん「なんだろう。。。(涙で言葉につまる)」
「人との出会いに恵まれていたと思う。いっぱい葛藤もしたし、自分で削ってきた部分も多かったが、それが本になって、マンガになって、映画になって今日初めて沢山の方たちに観ていただいて、人との恵まれた出会いのおかげでこうなったと思う。本当に嬉しいです。」
<この映画で一番伝えたかったこと>
小沼監督「若い時に人生の選択をせまられる時が誰しもある。それが正解か不正解より、その選択をした上で自分がどうするかだと思う。ここにいるキャストや観客の皆さんもそれぞれの人生を選択して今があると思う。その自分を信じで進む姿は皆美しいと思います。」
<締めのご挨拶>
渡辺さん「この日を迎えられて、沢山の方に観ていただいて、なんて幸せなんだろうと思います。私はこの作品に出て、みひろさんを表現したいと思った決断は本当によかったと思っています。自分じゃない人生をここまで考えて向き合ったのは初めてで、すごく愛おしい役です。これからもこの気持ちを忘れずにいきたいなと思います。今日は本当にありがとうございました。」
この後、フォトセッションが行われて終了となりました。
原作者やキャストの方々のこの作品対する強い思い入れが伝わる、涙涙の舞台挨拶でした。
さて、この映画の光石さん。
主人公ひろみをスカウトし、マネージャーとして見守る榎本役でご出演でした。
とにかくご出演シーンが多く、なんと映画の冒頭から終盤まで、ほぼ全編に渡りご登場しかもスーツ姿が決まってて、ひろみを見守る優しい眼差しがホントに素敵でした
特に私は、ひろみが初のAV撮影に臨む前に、無言でそっと肩に手をおく榎本さんに萌え萌えでしたよ
ただし榎本さん、もちろんそんなタダの素敵な方ではございません。若い女の子をAVの世界に引きずり込むダークサイド(?)も持っていらっしゃいます。
最初にひろみを渋谷でスカウトした後日、喫茶店で仕事の詳しい内容について説明する榎本さんの胡散臭いのなんのって。
さらに中盤、ひろみにAV出演を決心させるシーンも、中途半端で先の見えないひろみの可能性を広げるためというのも確かにあるでしょうけど、どこか事務所の儲けのためなんじゃないか…とも見えてしまう。
榎本の描かれ方は決して美化されていなくて、最後まで「この人、イイ人なのか悪い人なのかわからない」といった印象でした。複雑な役というか、その匙加減が絶妙でした。
ちなみに、みひろさんの実際のマネージャーさんは「今回の映画化のためにゼロから働いてくれ、仕事の悩みが相談できる唯一の存在」(みひろさん談)だそうですので、とても信頼できる方のようですよ。
それから、この映画を観て一番に思ったこと。
「主人公は、どうしてこんな不確かなモノのために、強く突き進めるんだろう。」ということです。
ひろみの夢は漠然としていて、「渋谷でスカウトとかされて、芸能人になりてー」ということ。
さらに「AVはしない」という約束で事務所に入り、女優やタレントになるキッカケになればと始めたヌードグラビアやVシネマ出演をこなしている時も、「どんな女優になりたいの?」と問われて口ごもるひろみにはビジョンがない(それを問う大物プロデューサー役の山本浩司さんがかっこいい役(珍しく)でいい味出してました)。
それでもその先を求めて最初やらないと決めていたAVの世界へ。すごく流されているようにも見える。
初めてのAV出演で、撮影中に辛くて顔を歪めるひろみを見て、そんな辛いのになんでそんなことやるんだろうとも思う。それをやったからといって、夢見ているような女優として活躍できるかもわからない。
さらに親友にも受け入れてもらえず、恋人も失い…
(特に恋人役の英介に自ら別れを切り出すシーンは本当に見てて痛かったです)
なのにどうして、そんなに強く突き進んでいけるのかが、すごく不思議でした。
でもなぜか、そんな主人公の姿に感動してしまったのです。
これが監督のお話にあった「自分を信じで進む姿は皆美しい」ということなのかもしれませんね。それはすごく伝わりました。
それと、単純にみひろさんのことを応援したくなりました。今後も色んな作品でご活躍されることを楽しみにしています。
さて、映画の後は、久しぶりにさちさんとランチ。タイ料理のお店サームロットへ。なかなか普段子連れで入れないタイ料理、久しぶりで美味しかった~
お料理をいただきつつ、ミツケン話で盛り上がれて楽しかったです。
話題の中心は、「『nude』の光石さんはなぜあんなに出てるのに、舞台挨拶にいらっしゃらなかったか」(スケジュールの都合でしょうが)と、「マザーウォーターの舞台挨拶こそ来てほしい」ということでした
2人とも口を揃えて「生で見た~い」と。ホントに関係各社の皆さま、よろしくお願いいたしますm(__)m
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