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2010年8月16日 (月)

「The Soul of Zeze」瀬々監督×青山監督トークショー レポート

今日、ちょっと長くなります。すみませんsweat01

現在アテネフランセ文化センターにて、映画「ヘヴンズストーリー」の公開を記念して瀬々敬久監督の特集上映が行われております(~8月18日まで)。

『The Soul of Zeze 瀬々敬久自選作品集』

20100816004553

光石研さんがご出演の「サンクチュアリ」や「ユダ」の上映も予定されていて、その日に行きたかったのですが、都合がつかず断念sweat02
あきらめきれないので、光石さんファンにはお馴染み青山真治監督を迎えてのトークショー付きの上映に昨日(あ、もう一昨日だsweat02)行って参りました。PFFでの「ヘヴンズストーリー」先行上映にも行き逃したので、瀬々監督のお話も聞きたかったですし。

この回の上映は、1982年の作品「少年版私慕情 国東 京都 日田」。

この映画、当時は映像を流しながら、瀬々監督と友人でギター担当の佐藤英樹さんがライブで語りと演奏をされていたそうです。

今回はその当時のライブ音源を流しながらの上映でした。そのため、瀬々監督立会いでないと上映できないらしい。。。レアですね。

しかも、上映当日ふと見た「ヘヴンズストーリー」のTwitterに瀬々監督が「…ライブ上映が怖い。たぶん失敗するかも。です。」とつぶやかれていて、かなり不安なご様子でしたcoldsweats01

17:30からの上映でしたが、混雑状況も何も分からず心配だったので、30分程前にアテネフランセに到着。階段で4階に。受付の所でうかがうと、入場料は開場の時に受付けるので、列に並んでくださいとのこと。最後尾まで行こうとしたら、廊下のずーっと先まで列が伸びて、階段を下りて3階まで続いていました。

後でTwitterで調べてみたら、昨日は特に混んでいたみたいです。それでも入ってみると、まだ空席がありました。ホッdash

さて、ここで大事件sign03

いよいよ開場して、列が進んで4階に上がって見ると、列の前の方に、な、なんと、

光石研さんがぁぁぁぁぁぁぁsign03

うぅぅっ人生初で、プライベートな光石さんハッケンしちゃったcrying夢叶ったshine

スタッフ方らしき男性と談笑されていましたが、その後、列に紛れて会場へお入りになりました。

プライベートだし、周りに人もいっぱいいるし、声かけたら迷惑だよな~downと思い、ちょっと離れた後ろの席で観察。

光石さんの私服、超可愛かったheart01ブルー×白の細いストライプの長袖シャツの袖を捲って着てらして、ボトムが膝丈くらいの紺のパンツでした。生足見ちゃったlovely細~いshine

上映開始まで、どなたか探してるのか後ろを何度も振り返って見てらっしゃいました。顔の下半分、チラシで隠して。。。そんなことしても周りは皆気づいてますってsmile

そしていよいよ上映開始。館内の通路に置かれた映写機2台を使っての上映でした。

映画の方は、監督の故郷、大分県国東と、母親の生まれた日田、そして当時住んでいた京都で撮影したロードムービーで、車窓からの眺めや監督が歩いて撮った風景に監督の語りとハーモニカ、ギターが流れるといった内容。

冒頭から私、なぜか笑いのスイッチが入ってしまってsweat02、でも周りのお客さんは静かにご覧になっているので懸命に笑いをこらえていたら腹筋が痛くなってしまいました。

手ブレで揺れる色あせてノイズがすごい映像に、監督の妙にたどたどしい不思議なテンションのナレーション、突然鳴り響くギターとハーモニカ、叫びに近い歌。
途中突然映像が途切れたり、音声が途切れたり、しかも監督が何度も映写機の所に走ってきて、指示したりしていて。。。「え、えぇ?えーーー?」の連続でした。

なんだろ、手作り感みたいなのが面白かったっていうのかなぁ。。。上手く伝えられないけど。
すごい昔にコクトーの「美女と野獣」観た時にも変なツボにハマってしまってクスクス笑いが止まらなくなってしまったことがあったんですけど、久しぶりにそれを味わった感じ。
特撮技術多様の最近の映画に見慣れてしまうと、こういう映像が可愛くいとおしく思えたりします。

監督の語りも一生懸命聞いてるんですけど、途中から何言ってるかわからなくなってきて、それも可笑しくて。
でも、京都に住んだ当時の故郷に対する揺れる想いや、カメラを向けた被写体に対して「こうでなければいけない」みたいな映画人としての想いが、時折伝わってきました。

それから、日田のシーンだったと思うのですが、監督がカメラを持って歩きながら撮っている風景にずっと監督の影が映っているシーンは、なぜか好きです。それと時折監督ご本人が映るんですけど、いかにも映画青年な監督のはにかんだ笑顔見てると、若い頃のキラキラしたものが映ってるっていうか、まぶしい感じで素敵でしたよ。

他にも面白いシーンがあったんですけど、終盤で監督が歌う「赤い靴」のインパクトがすごすぎてすっかり忘れてしまいましたsweat02

映画の最後も、昔の時代劇(?)の映像で終わってまたまたビックリでした。

なんか、すごいもの見ちゃったって感じで楽しかったですsmile

さて、上映終了後。

トークショーの準備があるので、少し休憩になりました。

私はそのまま携帯をチェックしつつ待っていたのですが、光石さんが立ちあがって外に出られようとして後ろを振り返られた時に、

ガッツリ目が合ってしまったーーーeye

私がそのまま固まっていると、

「ああっ!ブログの○○さん(私の苗字)ですよね?」と話しかけてくださって、ちょっとお話させていただきましたlovelyでも、覚えていてくださったことの喜びとお話しできる幸せで頭が真っ白で、大したこと話せなかったcryingいつもお聞きしたいことはいっぱいあるのに、ご本人目の前にするとホンッとにダメな私。。。

光石さんは飲み物を買いに行かれたようでした。

その後すぐにトークショー開始。

瀬々敬久監督、青山真治監督、安井豊さんが後方入口より客席通路を通って壇上へ。

安井さんは、映画評論家・プロデューサー・映画美学校講師などをされている方で、お2人とは長いお付き合いだそうです。

なんとなく安井さんが進行役といった感じで、終始まったりムードなトークショーでした。トークショー開始が7時過ぎ、終わったら8時を過ぎていたので約1時間たっぷりお話を聞くことができましたよ。

さすがに長かったので、印象に残った所をざっくりと、雑感ですが↓

○上映作品について青山監督「才気走ってるよなー」(笑)「1人でつぶやきを入れたりとか(瀬々監督『ツイッター的な?』笑)、4台も映写機使ったり。。。」「アドリブで変わったりするんですね?さっきもそれ18コマでやってとか変えてたし。。」に対し、瀬々「今日は音と合わなかったんですよ。合わせようとしたんだけど合わなくて映写機止めたりもした」(爆)青山監督「おー!今でもその才気走りは健在なわけですね。」(笑)

○青山監督から見た瀬々監督は、「ボクの中の瀬々さんは。。ボクの中のって気持ち悪いけど(笑)」「着実な、バランスの取れた、芸術家肌の方」。対して自分のことは「ポップで浅はか」と仰ってました。
また、「ボクと瀬々さんは真逆だな」とも。作風についても瀬々監督は現実に起こった事件からどうインスパイアされるかということを描かれることが多いのに対して、青山監督は「それをできる限り避けてありえないような話を作ろうとする」そうです。

○瀬々監督は「ユリイカ」をイマジカの試写室で観て、すごいショックを受けて、これは電車で帰れないなと思って歩いていたら、佐々木浩久監督につかまって、一緒に電車で帰った(笑)という思い出があるらしい。

○監督のお2人は、お互いの作品を観ているかという話で、青山監督は瀬々監督の「雷魚」を観て、影響を受けちゃうとヤバイと思ったから、以降の作品は観ないようにしているそうです。一方、瀬々監督は「全部観てる」そうです。

○瀬々監督、青山監督に「原作物やってたっけ?」の問いに「やってますよ、今をときめく東野圭吾もやってるんですから」(『レイクサイド マーダーケース』)。瀬々監督「あっ、それ観てないわ。すまんかった」(笑)

○瀬々監督「出自を描こうと思って映画を撮るのではなく、映画を撮るために出自を描いている」。
以前、河瀬直美監督の自分の父親を探す映画(「につつまれて」)について、本人に「これはお父さんを探すために映画を作ったんですか?」に聞いた所、「いや当然映画を作るためにお父さんを探したんです」という答えだったそう。

○安井さん、「瀬々さんはここ数年、雇われ仕事もやってますけど、こういう仕事の時に意識してることってあるんですか?」
対して、瀬々監督「その立ち位置の時は、色んな人が色んな事を言うので皆で作るんだって思うようにしている。」「自分の一軒家を作るんじゃなくて、色んな人が住んでいるデカいビルディングを作るんだって思うようにしてる。」だそうです。
安井さん、青山監督にも「そういう感じは青山くんどうですか?」
青山監督「ビル、作りたいですよ。なんぼでも建てるけど、誰も作れといわん」(笑)

○最後にやっと「ヘヴンズストーリー」のお話に。
瀬々監督、「自主映画を作りたかった」とのこと。
よくビルの仕事をしたから、そのうっ憤で作ったのかと言われるが、「ヘヴンズ~」の方が企画が先だった。ビルの方の製作が後だから、そういうわけではないそうです。
青山監督「ビルの仕事で儲けて作ろうと思ったんですか?」(笑)

その後も「ビル後」「ビル前」など「ビル」ネタで盛り上がる。

○安井さん、瀬々監督のことを「血が薄い」って仰っていて、作品の物語性が薄いって意味らしいんだけど、「ヘヴンズストーリーも時間は長いけど薄いよ」(笑)「中身が薄いってわけじゃなくて肌触りが薄い。今時の映画のように叫んだり泣きわめいたりはしてない」と仰ってました。

○安井さんより、「2000年『ユリイカ』、2001年『リリィ・シュシュのすべて』ができて、2010年は『ヘヴンズストーリー』という長尺の志のある映画が出来たから、2011年にもできてくるんじゃないか?というお話。そこで青山監督「『実録あさま山荘』とか『愛のむきだし』だって長いんだよ。」とツッコミが。「『タイタニック』だって皆平気で観てたし、長さに対する免疫は強くなってると思う。」というお話でした。

○最後に安井さんが青山監督に「ヘヴンズストーリー」の感想を求めると、「残念ながら観てないです」(笑)先出の「雷魚」の件を話す前提だったので、このトークショーまでは観ないことにしていたらしい。「これが終わったら観ます」だそうです。「感想はツイッターで」(笑)

○最後の締めで、瀬々監督「すみません、収拾つかずに…今日、メンバーが悪かったな」(笑)

○安井さんが「ヘヴンズストーリー」の話を続けていると、瀬々監督「もういいよ、誰かに宣伝しろって言われたの?」。安井さん「だってそのためのでしょ。公開記念なんだから」。瀬々「あー、そうだったな」(爆笑)

…みたいな感じでした。楽しかったnote

終了後、会場を出た所で再度光石さんとご挨拶することもできて、新ドラマの情報などなど伺ってきましたnote追々こちらでもお知らせしますね。

最後に光石さんが「またブログもよろしく…」みたいなことを言って下さったので、超元気出たしhappy02

今後もがんばりますdash

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コメント

これはもう…
運命的でしたねっ!
私も会場にいるような

読んでてドキドキしてしまいました↑↑↑

レポートありがとうございました。

投稿: けんこ | 2010年8月16日 (月) 20時26分

長文レポUPお疲れ様です☆瀬々監督と青山監督
両方好きなので、内容も分かり参加したような気分
も味わいつつ、かなり読み応えがありました~♪
ちょっと、頷きながら拝読したり…。

しかも「ヘヴンズストーリー」と比べてる作品が「ユリイカ」に、
園子音監督と岩井監督…って所もツボです(笑)

更に光石さんに遭遇なんて、羨ましい限りです。
しかも、覚えていて下さったようで、光石さんの人柄がレポからも
伝わります☆

(観劇遭遇はありますが、流石に声はかけづらい…)。
夏の思い出になりますね☆

投稿: きょん | 2010年8月16日 (月) 20時56分

>けんこさん

こちらこそ長文読んでいただきありがとうございましたheart01興奮が冷めないまま書いたので、それが出ちゃってましたかねcoldsweats01

また近々ご出演ドラマの情報もUPしますね~wink

投稿: よしぎゅう | 2010年8月16日 (月) 22時37分

>きょんさん

長いのに読んでいただいてありがとうございますheart01

きょんさんくらい映画に詳しければ、さらに楽しめたと思いますよ~。私ももっと色々観ないとsweat02

観劇で光石さんに遭遇sign03素敵shine
でも確かに声はかけづらいですね。それにお芝居よりそっちが気になって集中できなかったりしてcoldsweats01
でも、やっぱり生の光石さん、素敵ですねshine

投稿: よしぎゅう | 2010年8月16日 (月) 22時46分

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