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2010年6月11日 (金)

映画「告白」感想と今年見た映画

今週水曜日のレディースデイ、映画「告白」を見てまいりました。

映画「告白」

2010年/日本/監督・脚本:中島哲也/原作:湊かなえ
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃 ほか

ある中学校の1年B組の担任を務める女性教師の森口(松)は、愛娘を学校のプールで殺害される。警察は事故死と判断するが、森口は学年末の終業式の日に、犯人はクラスの中にいると生徒たちに告げる。(eiga.comより引用)

中島監督の作品は好きですし、今回は今までの作品とは違う雰囲気だと思ったので、公開前から楽しみにしていました。

いやぁ、期待以上にすごい映画でした。衝撃受けました。

行く前にママ友達の1人が、「(松さん演じる先生の)復讐の仕方がHIVに感染した血液を使って。。ってことらしいよ。怖~い。」と言うので、先にネタバレなことを聞いてしまったかな~と思っていましたが、

それは、復讐の序章に過ぎないんですよ~shock

「告白」というタイトル通り、森口先生の告白から始まり、犯人の生徒、同級生、犯人の母親。。。とそれぞれが告白するという形を取って、徐々に事件とその動機や、それに至る経緯などが語られつつも、現在の経過も同時進行して物語が進んでいくのですが、

その間に話も二転三転して、さぁ、いったい最後はどこに落ちていくのかsign02と本当に引き込まれました。そして、衝撃のラストsign03言いたいけど、さすがにまだ書けない。。。

ストーリーはもちろん面白いのですが、映像と音楽もカッコいいです。今回は、カラフルな映像ではなく、終始暗いトーンなのですが、作り込まれた映像とそれにピッタリとハマる音楽はいかにも中島監督の作品という感じでした。今回は異常にスローモーション(?ハイスピードカメラの映像)が多かったです。

私が今回かなり強烈に印象に残ったのは、「命の重さ」ということと「母親の存在」について。

「自分の大事な人(特に今回は自分の子供・親)の命は重いけれど、その他の人の命は軽い」という、人の心のあまり外に出したくない嫌らしい本音的な部分をえぐり出されたような感覚でした。人には口に出して言いたくありませんが、誰しもどこかに持っている感情なんじゃないでしょうか。

それから「母親」について。

今まで私はどちらかといえば性悪説派で、同じ親が育てても兄弟でこんなに違うんだから、子供の性格は生まれ持ったものだという考え方の方が強かったんです。

でも、この映画を見て、子供にとって母親の存在がどれだけその子に影響を与えるかということを見せつけられた気がしました。

1つは犯人Aが優秀な研究者の母親に抱く憧れや執着。もう1つは犯人Bとその過保護な母親。その2つの母子の関係が、先生の子供を殺害するという経緯に深く根ざしているんです。

特に、木村佳乃さん演じる犯人Bの母親が、「ちゃんと育ててあげられなくてごめんなさい」って子供に言うシーンがあるんですが、これがすごく頭に残っていて。

劇中、その母親は事件の真相や我が子の本当の姿に対して終始目をそむけているというか、ちゃんと向き合っていないので、そのシーンでも「ちがうだろっ」ってツッコミたくなるんですけど、でも本当に言いたいことは、これなのかな?一理あるのかもな、みたいに思ったんです。

それに私自身、子供を必要以上に叱った後に、「ママがダメだからごめん」って言いたくなることがあるので、共感する部分もあったんですよね。

映画を通じて、母親はもっとちゃんと子供を育てろよって言われた気がして。
なんか、母親の責任を感じてどどーーーん重圧を感じました。うーー重いよーーsweat01

だからお子さんがいらっしゃる女性にこの映画の感想を聞いてみたいな~と思いました。あ、逆にそうでない方にも、どういう感想をお持ちになるのか聞いてみたい。。。

見終わった後、語りたくなる映画です。

それに、原作が読みたくなりました。きっと、登場人物の告白で物語が綴られるんでしょうね。映画と小説では結末が違うらしいので、さらに読みたくなりました。

今のところ、「告白」が今年観た映画の中で私的ナンバー1かな。といっても、さほど本数を観てないんですがsweat02というタイミングで、今年上半期に観た映画の覚書。

<1月>
「カールじいさんの空飛ぶ家」(通常版)
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」
「侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!!」

<2月>
「猿ロック THE MOVIE」
「パレード」
「ゴールデンスランバー」

以上、すでに感想等UP済(この辺に)。

<3月>
「ハートロッカー」…さすがアカデミー賞受賞作、といった感じのリアルで重厚なドラマ。でも、展開としては爆弾発見→ドキドキheart02→処理成功(ホッdash)→爆弾発見→ドキドキheart02→爆発(ギャーーsign03)…の繰り返し。ハラハラドキドキとビックリで何度も声が出そうだったので、オットと行けばよかったと後悔。

「ライヤーゲーム/ザ・ファイナルステージ」…TVシリーズからファン。閉じられた空間、限られた登場人物、1つのゲームであそこまで入り込める展開ってすごいsign03映画版はセットも出演者も豪華でした。松村雄基さんが出ていて、懐かしいsign03って思った私は、大映ドラマ世代。

<4月>
「カケラ」感想UP済

「てぃだかんかん」…友人に誘われ鑑賞。沖縄の海と風景と、のんびりした言葉に癒される。世界で初めてサンゴの養殖に成功した人が、沖縄の人だったのか~とか、サンゴの養殖の方法など色々勉強にもなりました。知るって大事よね。結構素直に泣けたのに、観終わった友人の一言、「私はあんな奥さんにはなれない」。あー、そういう見方もありますねcoldsweats01この映画の渡部篤郎さん、元々好きなんですけど、いつもと全然違う雰囲気の役でめっちゃタイプheart04でした(やはりオジサン好き)。

<5月>
「川の底からこんにちは」…とにかく心が揺さぶられまくった作品。さっきまで笑ってたかと思うと泣けたり、まだ涙が出てるのに笑ったり。満島ひかりちゃんがワーーっと泣くシーンを見て、同じテンションで泣いてしまった私。ひかりちゃんの演技ってすごいsign03なぜか感動する。これはひかりちゃんの演技力のなせる技なのか、石井監督の演出力なのか。加えて、私の好きなオジサン達、志賀廣太郎さんと岩松了さんもいい味出してましたheart04「告白」観るまで今年の私的ナンバー1。今もどっちか迷うくらい。

「アリス・イン・ワンダーランド」…3Dで鑑賞。元々「アリス」の小説なり映画が好きな人や、ジョニー・デップのファンは間違いなく楽しめる。私は両方なのでもちろん楽しめました。映像力は圧倒的だが、ストーリー展開が面白いかと言われればそうでもない気がする。アン・ハサウェイが面白かった。

「ヒーローショー」(感想UP済)

<6月>
「告白」

あとは、今週末に「アウトレイジ」観に行く予定です。

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