« 第1回日本シアタースタッフ映画祭 | トップページ | いよいよ本日!! »

2010年4月15日 (木)

映画「カケラ」初日舞台挨拶レポート

去る4月3日、光石研さんもちょこっとご出演の映画「カケラ」の初日舞台挨拶に行ってまいりました。もう2週間近く経ってしまいましたが今更舞台挨拶レポですsweat02

会場のユーロスペースは整理番号制の自由席で、上映開始15分前から整理番号の若い順に入場なので、当日は少し早めに到着しました。

映画館のロビーに着くと、何やらいつもと違う雰囲気flair

男性率高し。しかも年齢層も高し。白髪混じりの男性も結構いらっしゃいました。
誰ファンでしょ?ひかりちゃん?かたせさん?

チケットの売れ行きが気になっていましたが、入場開始時間直前になるとロビーにぎっしりの人、人、人。しかも男性だらけ。当日券も出たようですが、結果的には満員御礼で、お客さんの熱気が感じられてイイ雰囲気でした。

ロビーでの待ち時間、私がぼーっと立っていると、目の前に見覚えある男性が。。。

はっflair山本浩司さんだぁsign03へぇ。。舞台挨拶観に来たりするんだぁflair
超至近距離でガン見してしまった。山本さんはコーヒー片手に立ってらっしゃいましたが、しばらくすると関係者の方を見つけたのか、どこかへ移動して行かれました。

さて、いよいよ入場。

私、整理番号1ケタだったのですよ。なので、最初に入れました。

キャストの方々の通り道がわかっていたので、それを狙って、あらかじめ客席中央ブロックの上手通路側に席を確保した私。最初最前列に座ろうかと思いましたが、あまりにもスクリーンが見にくいので前から2列目にしておきましたcoldsweats01

<映画「カケラ」初日舞台挨拶 渋谷ユーロスペース2 4月3日11:50の回上映後>

登壇者:安藤モモ子監督、満島ひかりさん、中村映里子さん、かたせ梨乃さん、永岡佑さん

上映終了後、まずは司会の方が壇上へ。今回の司会は、この映画の宣伝プロデューサーの渡辺さんという男性。司会業の方ではないのにトークがとってもお上手。

司会の方のご挨拶の後、上手中央の入り口から満島さん、中村さん、かたせさん、永岡さん、安藤監督の順でご登壇されました。かたせさん、和服姿が素敵ですshine

壇上では下手から永岡さん、中村さん、満島さん、かたせさん、監督の並びでした。

お写真、安藤監督のブログにありました↓
momoko ando official blog 「ついに公開したぞ!」
今回フォトセッションは2回目の舞台挨拶の時にあったみたいですね。

<最初のご挨拶>

監督「はぁぁぁぁぁっdash」(会場笑)
「ほんとにありがとうございます。緊張しすぎて、何にも考えないでここに立っているんですが。。。私はフィルムというのは愛情とか、そういうものがすべて映ってしまうものだと考えていて、今回役者もスタッフもみんなの愛情が焼き映ってると信じて、ここに立っていることをとても嬉しく思っています。ほんとにありがとうございます。」

(監督、すっごくオシャレで可愛いです。特に指輪いっぱいつけてるのが好きheart01

満島「ハル役の満島ひかりです。私はハルという悶々として鬱屈して、皆が見てイライラしたり、嫌だなぁと思われる感じを出すために、監督に叩かれるわけでもなく毎日無視されて。。。」(会場笑)「とても寂しい撮影生活をしていたことを思い出しました。現場での悶々とした感じや、私が安藤監督に愛されたくて仕方がなくて、それが画面に映ってハルちゃんの悶々とした姿と重なって。自分のダメなところを沢山出してもらえた作品だと思っています。初日を迎えられて嬉しいです。ありがとうございます。」

(ひかりちゃん、顔テレビで見るよりさらに小っちゃい~sign03目大きい~sign03小動物系の可愛さheart01髪の毛ショートにしたんですね。)

中村「坂田リコ役の中村映里子です。今日はこんな沢山の方に観ていただけて感激しております。一生懸命臨んだ作品です。監督を始め、スタッフの方々にもとても感謝しています。どうもありがとうございます。」

(映里子ちゃん、思ってたより背が高くてスタイルいい~shine

永岡「はじめまして。クソ野郎の。。」(会場笑)「了太役の永岡佑です。こんな花見日和に足を運んでいただいてホントに嬉しく思います。」
「栄えある安藤監督の第一作に参加できたことをホントに嬉しく思います。今日はありがとうございました。」

(永岡くん、劇中の姿とは打って変わってサワヤカ~shineでカッコよかったですheart01

かたせ「なんか1人場違いな感じで(笑)こんな桜満開の日に映画を封切ることができて。。(監督に)モモちゃんよかったね。(手を腰のあたりを指して)モモちゃんこんな小さい頃から知ってて。」
「今回、初監督ということで、どんな巨匠も出せなかった私の一面をモモちゃんが引っ張り出してくれました。すごくモモちゃんから学んだことが多くて。」
「だんだん大人になると、風とか雨とかそういうものをかわすことが上手になってきて、それがどんどんすりぬけて、一日がどんどん短くなってしまうんですけど、モモ子監督はそれを正面から、傷ついても何があってもそれを自分できっちり受けとめて感じて、記したものがこの脚本になったんじゃないかなと思うんです。だからその言葉のひとつひとつが伝わってきて、力強いんですよね。やっぱり大人になってかわす部分が多いのはいけないなと思って。」
「20代の頃の自分の感性にもう一回戻りなさいよということを改めて勉強しました。モモちゃん、ありがとね。」

(監督、ちょっとウルウル。ほんとに素敵なお話でした。)

かたせ「チラシだけ見ると、どういう映画かなって思っちゃうかもしれないんですけど、今日ご覧になった方、1人でも多くの方にこの劇場まで足を運んでくださいとお伝えください。これから日本全国、世界中に広がるように応援してください。よろしくお願いします。」

すみません、お話が沢山あったので、ここからはざっくり書きます。

<監督からキャスティングについてのお話>

ハルとリコの2人を決めるのに難航したそうです。

2人の組み合わせが重要だったので、いいなと思っても相手の子と合わなくてダメなこともあった。もしかしたら逆のキャラクターで逆キャスティングをしたらいいんじゃないかなと気づいた時に今の2人が来たそう。
満島さんはその時強いキャラクターの役が多かったから逆にハルちゃん、中村さんはおっとりした性格なので、逆にリコちゃんを演ったら面白いんじゃないかなと思ってそういうキャスティングにしたそうです。

現場では満島さんのことは完全無視をして、リアルに不安のどん底に陥れるしかなく、申し訳なかったとのこと。中村さんには、毎日めちゃめちゃ怒りまくって、泣かせていたそうです。

そんな監督に対して、満島さんは「なぜリコちゃんはあんなに怒られているのに自分には何も言ってもらえないんだろう」と思っていて、中村さんは「ハルちゃんは何も言われないのに、なぜ自分ばかり怒られるんだろう」と思っていたそう。

永岡さんについて。
「(了太のように)たぶんそこまで悪い男ではないと思う」(会場爆笑)
青春のオーラを醸し出している男子で、最近オスっぽい男子が少ないと思うけれど「オス」が残っているところがすごくいいなと思って出演をお願いしたそうです。
「ただすごい嫌われ者になってしまうと思うので申し訳ないな~」とのことでした。

かたせさんについて。
昔から知っていて、普段は可愛らしい方なので、その普段見ている可愛らしいかたせさんと今まで演って来られた役とを考えて、それと全く違う役を演っていただいたらどうなるんだろうと思って、この役をやっていただいたとのこと。

<撮影中の話>

満島さんより
撮影現場のことを思い出すと家に帰りたくなるくらい、アウェイ感があった。
誰も自分のことを気にしてくれない、空気になったような感じだった。
例えば、監督に何か提案しても「やれば。。」という答えが返ってきたりしたそう。
監督がリコちゃん達には厳しく演技指導をしていたが、そのぶつかり合っている姿が楽しそうでキラキラして見えた。元々監督からは「演出しないからね」と言われていたらしい。
撮影中、役のために身体のあらゆる毛を生やしていたので(会場爆笑)、無法地帯という感じでシャキッとしなかった。
朝起きて、現場に来て、無視されて、通り過ぎられて。。。という日々だったそうです。

中村さんより
そんな満島さんを見て、「この人は演技が上手いから何も言われないんだ」と思っていたそう。
現場では監督に怖いくらい厳しく怒られた。「ひかりちゃんに(上手く演技ができなくて)申し訳ない気持ちになったり」したそうです。撮影中に1度閉じこもって出てこなくなったこともあったらしい。
最初は泣いてばかりだったが、だんだん撮影が進むにつれて監督に対してムカつくようになり、監督に負けてはいけないという思いが湧いてきて、それから楽しく撮影できるようになったとのこと。

永岡さんより
監督に「芝居しないで。まんまなんだから。」と言われたそうで、会場爆笑を誘ってました。
それから「この作品、運がついてるな」というエピソードを披露してくださいました。
「初日に撮影が終わって、ハルちゃんとロケバスに乗ったら、犬のウンコだらけだった。なんとウンがついてるんだろう」
これを今日話そうと決めてたそうで、またまた会場の笑い(失笑?)を誘ってました。
そして、会場の微妙な空気を司会の方に突っ込まれる永岡くんでした。

この後かたせさんから、劇中かたせさんが演じる「陶子」の役どころ等についてのお話がありました。かたせさん、今回の舞台挨拶でいいお話ばかりされてて。。。かなり感動でした。

<監督より締めのメッセージ>

「カケラ」というものは誰もが持っていて、全部埋まっている人はいないと思います。
「カケラ」の形は人それぞれ違っていて、それがコンプレックスだったり、自分の嫌いな部分だったり。でも、それが個性で、それをちゃんと自分で見れるかどうかということに気づくのが最後のハルちゃんです。
私はその「カケラ」は一生埋まらないと思っていて、それは切ないけれど悪いことではなくて。それを埋めたいと思うことが生きていく原動力になると思います。
映画を観て、そういうことを感じていただけたら嬉しいです。
また知り合いやお友達に宣伝して、観に来ていただけたらと思います。
ありがとうございました。

以上で終了となりました。

非常に聞き応えのあるお話ばかりで、映画本編だけでなく、舞台挨拶でもすごく心動かされましたconfident

このお話を聞くと、安藤監督の演出ってすごいですよねぇ。。。それにひかりちゃんと映里子ちゃんが見事にハマっていて。いやぁ、素敵な作品でしたconfident

安藤監督の次回作もすごく期待しています。

|

« 第1回日本シアタースタッフ映画祭 | トップページ | いよいよ本日!! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1143325/34236680

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「カケラ」初日舞台挨拶レポート:

« 第1回日本シアタースタッフ映画祭 | トップページ | いよいよ本日!! »