「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」観劇レポート(1回目)
1月24日(日)、ついに光石研さんご出演の舞台「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」を観に行って来ました~今回は、昨年7月の「Love Letters」以来久しぶりにファン友達のさちさんとご一緒させていただきました。
では、当日の模様を。。。
あ、ネタばれしている箇所があるかもしれませんので、未見の方はご注意くださいね。
まず劇場に入るなり、ちょっとショックなことがあって
ロビーに沢山の著名人の方々からの祝い花が飾ってあったんですけど、そこに私達がお贈りしたお花が一緒に置いてあったんですお花屋さんに「楽屋花」ってお願いして、楽屋に置いていただけたら。。って思っていたのに、なんで一般人からの花をロビーに置くんだぁぁぁ?すっごい恥ずかしい。。。
しかも、光石さんと共演の多い小林聡美さんともたいまさこさんの間
さらにその横には加瀬亮さんと市川実日子ちゃんからのお花もあって(おぉぉ、ALL「めがね」メンバー
)、ただただ恐れ多くて。。。ホントは自分のだけこっそりどこか見にくい位置に移動してしまいたかったです
でも、私もさちさんも、もたいさんや小林さん大好きだし(「Love Letters」の会場でお見かけした時も握手していただいた)、そこはミーハー根性っていうか。。。記念に写メをバシバシ撮ってきました。しまいには「カセクンの隣がよかったなぁ
」などと言い出す私。ずーずーしいったらありゃしない
もーホントすみません
さて、本題に入りましてお芝居の話。
長塚圭史さんの舞台って難解らしいし、果たして自分に楽しめるのか不安だったのですが、予想外に楽しめたし面白かったです。
内容としては、新聞に掲載された自身の新作小説についての酷評に頭を悩ませている作家・葛河梨池(光石さん)が事件に巻きこまれるというお話。。。ってめちゃめちゃ後半端折ってますが
話の前半は、時系列も頭の中で整理できましたし、一場面に沢山の登場人物達が出てきても、「あ、この人はホントはここにいないんだな」とか「あの人とこの人は別の所にいるんだな」とかが直感的に判断ができて、ストーリーも掴めてきます。しかも、笑いの要素が所々にあってすごく楽しめました。
後半でも引き続き、梨池と謎の女・真智子(小島聖さん)、梨池の妻(村岡希美さん)のエピソードが小説的で面白いのですが、途中からは、どこまでが現実でどこからが梨池の小説のアイデアなのかわからなくなってきて。。。
さらに刑事たち(中山祐一朗さん・山内圭哉さん)の調書の内容が消え始め、おそらく梨池の小説の主人公と思われる男と女(伊達暁さん・馬渕英俚可さん)が現れる所辺りから、時間軸や場所、何が現実で何がそうでないかなどが混沌としてきます。
劇中、登場人物達が「。。かもしれない」という言葉を口にするのですが、観ている私の頭の中まで「。。かもしれない」でいっぱいに。
それから何度も「あ、これどこかで見たことある」もしくは「なんかこの感じ、味わったことがある」という不思議な感覚がありました。
捨てたい新聞を捨てても捨てても、手には新聞が。。という繰り返しの悪夢。
我に返ると手に握られている、なかったはずのナイフ。
偶然行きついた公園に、会うはずだった男がいる、という必然。
いつかどこかで観たような、経験したような。。。それを映画で観たのか本で読んだのか、はたまた夢で見たのか自分の実体験なのか。。。
劇中、池田鉄洋さんが演じる編集者の野口が「その話どこかで聞いた事がある。。」と言うシーンがあるのですが、まさにそれと同じ感覚を私も味わいました。
それにしても、そういう口に出してうまく説明できないような感覚的なことを、舞台の上で形にしちゃう長塚さんってすごいですね。
最後は、「え?結局、全てが梨池の頭の中の話?」とも取れる終わり方でした。でも、観客それぞれが違うこと思ってるかもしれないですけどね。
とりあえず観劇1回目の感想はこんな感じかな。また回を重ねるごとに変わってくるかもしれません。
あとは、光石さんについて。
あまりご本人がお得意ではないとされる舞台で、しかも共演者の方々は皆さん舞台出身の方や舞台の経験が豊富な方々ばかり。。。さらにそんな中での主役。キャスト欄も先頭にお名前が↓
ファンとしては、どーなることやら、さぞ緊張されているんではないか、なんて思っていたんですけど、それは相当余計な心配で。
梨池のキャラクターはイライラして怒ったり、事件を起こして謝ったり、ちょっと恐い面を覗かせたり(特に、植物状態の真智子に浴びせる言葉は怖い)。。。と結構普段光石さんが映像でよく演じられる役柄に近いのでハマっていましたし、「Love Letters」の時のような緊張されている様子は全く感じられず、堂々と演じられていらっしゃいました。
主役というだけのことはあり、ご出演シーンもセリフも多く、さらには小島さん扮する謎の女との色っぽい絡みもあり、ミツケンファンにとってはとっても美味しいはずなのですが。。。
私的にはなぜか、今回のお芝居で光石さんのことを、すごーーーい遠くに感じました。もうそれは寂しいくらいに。
私が観ている席は最前列で、距離的にはすごく近くて、手を伸ばせば届きそうなくらいなのに、ホントに「あっち側の人」って気がしました。完全にお話の中の人というか。。。最近ご出演作を観て、光石さんが出てくると「キャ光石さん
」モードになってしまい、あまりお芝居として客観的に観られなかったりするんですが、今回はそれがすごくできちゃったってことなのかな。気がつくと、光石さんのご登場シーンでも他の俳優さんの演技に見入ったりしていました。
光石さんを単純に1人の登場人物として見られたというか。。。。。。とすれば、お芝居的には大成功なのかも。
ただオッカケとして「キャーーーー」とか叫んで、日々のストレス(
)を発散できる感じではなかったみたい。
そして、次回、
私は2月7日にリベンジ(何に対して?)
今回の観劇当日、自分の38歳の誕生日だったんですけどねなんか中身が伴ってなくて恥ずかしいなぁ。。。次はもうちょっとマシな感想が書けるといいけど
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コメント
あら、あの日はお誕生日だったの
でした
それはおめでとう
レポ興味深く読ませてもらったよ



人の感想を聞くことで改めて共感したり発見したりすることもあるから面白いよね
私は・・・1回観ただけではちょっと難解で
まだレポ書ける状態じゃないので
2回目に観てから総括でブログにUPするね
投稿: さち | 2010年1月27日 (水) 17時39分
おーさちさん!!
コメありがとう
ホント先日はお疲れ様でした。
その後ご家族の体調はいかが?
確かにね
私も感想書きながら頭ぐるぐるしちゃった

さちさんのレポも楽しみにしているね~
投稿: よしぎゅう | 2010年1月27日 (水) 18時19分